剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.1489
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
それだけなら、まあ“物好きな馬鹿真面目野郎”で済むのだが、彼の場合、その馬鹿真面目さを他の連中にまで強要するから質(タチ)が悪い。 実際、仲間達と共にイスカンダリア総督マリクシャーの手先となって(もちろん当人達にそんな意識は無いが)義勇軍へ志願せねばならない空気を扇動して作り上げた。 彼ら自身は“自分達は正しい行いをしているのだ”という揺るぎない信念に従っているだけだ。 カシールは興奮して唾を飛ばしながらレザに向かって叫んだ。 「この腰抜けめえぇぇっ!!!死ぬのが怖いだとぉ!!?貴様それでも誇り高きイルシャ騎士かぁ!!?来い!!!俺が貴様の軟弱な根性を叩き直してやる!!!」 「ふ…ふざけんな!!この脳筋野郎!!死ぬのが怖いと思うなんて人間として当然の感情だろう!!?お前だって本当は怖いんだろう!!?」 「は…はあっ!!!?お…お…俺が死を恐れているというのか!!?馬鹿を言うな!!!俺は死など怖くない!!!この命を王家のために捧げる覚悟はとうの昔に出来ている!!!適当な事を言うなぁっ!!!!」 そう言うとカシールはレザを思いっきり殴り飛ばした。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説