剣の主
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No.1487
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兎にも角にも、こうしてセイルはサーラの陣営へ加わったのだった…。 …さて、ここで時間を少し遡り、アルシャッド王太子がジェムに殺された直後の頃の事…。 港湾都市イスカンダリアから義勇兵(事実上強制)として反乱軍(アルシャッド軍)討伐に参加する事となったセイルの友人パサンは、家柄だけが取り柄のポンコツ中隊長ハディードや、歴戦の勇士で頼りになる小隊長サラームらと共に、一路、戦場となっているイルシャ王国内陸部を目指していた…。 その途上、ある夜営地にて… 「もうすぐだなぁ!本物の戦争…く〜っ!腕が鳴るぜぇ!」 夕食時、兵士達は焚き火を囲みながら話し合っていた。 「パサン、お前、怖くないのか…?」 「怖い?そりゃあ全然怖くねえって言えば嘘だけどよ…でもそれ以上に楽しみだ!俺の剣が実戦でどれだけ役に立つのか、早く確かめてみてえ!」 パサンは肉のスープの入った皿と匙を地面に置くと、腰の剣を抜いて火の光にかざした。 「はあぁ〜…俺もお前みたいな楽観主義者になれたらなぁ…」 パサンに質問した兵士は、そう言って深い溜め息を吐いた。
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