剣の主
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No.1480
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サーラはアルトリアの耳元に口を寄せて何事か囁いた。 「……えっ!?…それは真ですか…?」 「本当よ。あんまり人には言わないようにしてるんだけど、そういう事なら仕方ないわね、セイル君にも教えておきましょう」 セイルはベッドから出る気にならずダラダラしていた。 何というか、何もやる気が起きない。 サーラは遠い僻地で頼る者も無く、きっと心細い思いをしているに違いない…だから何を置いても彼女の元へ行き、支えてあげたい…力になりたい…その一心でここまで来た。 だが現実は違った。 サーラは飛ばされた先で信頼に足るパートナーを見付けて、自分の助けなど必要としてもいなかったのだ。 (…結局、僕は一方的な思い込みで全てを捨てた…その結果がこれだ…とんだピエロだよ…何だ…何なんだよ、これ…) そこへ、ノックの音がしてサーラの侍女のイーシャが入って来て言った。 「失礼いたします、セイル様。サーラ様がお呼びでございます。大切なお話があるからと…」 セイルはふてくされ気味に応える。 「…大切な話?…もう僕の知ってる事は全て話しましたよ…それとも何ですか…まだ何か隠してるとでも…?」
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