剣の主
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No.1452
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剣のような物で斬り殺された者、槍のような物で突き殺された者…様々だ。 悲惨なのは若い女達…大抵が全裸か半裸に剥かれており、凌辱された痕跡があった。 「な…何だよこれ…!?一体この村に何が起こったって言うんだっ!!?」 「襲われたんでしょう」 「誰にっ!!?」 「…村人は五十人前後といった所…それをここまで徹底的に殺し尽くせるという事は、かなり大規模な盗賊団か…あるいは…」 激しい怒りと憤りを露わにするセイルに対してアルトリアは幾分…いやかなり冷静だ。 彼女がルーナ女王と共に生きた五百年前の戦乱期には良くある光景だった。 「…あった。犯人の有力な手掛かりですよ、セイル様」 アルトリアは半分燃えて崩れた家の瓦礫の中から布のような物を拾い上げた。 元はもっと大きな物だったが一部分だけ燃え残った切れ端のようだ。 だがそこに縫い込まれている紋章にセイルは見覚えがあった。 「これは…王家の紋章…っ!!?」 「…です。恐らく…アルシャッド王太子軍の敗残兵達の仕業でしょう」 王太子と王妃達の死後、その軍は崩壊し、兵士達は散り散りに逃亡したという…。 その一部が盗賊化して村を襲ったようだ。
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