剣の主
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No.1430
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「…実は…ウマル殿は……不治の病に全身を侵されていて、全力を発揮して戦える状態ではなかったのです…」 「は…はあ!!? お前まで何を言い出すんだ!?」 「いや、本当だよ?」 ライラは飄々とその時の様子を語る。 「…戦ってる最中に隊長が剣を落としたと思ったら突然苦しみ始めて倒れてさぁ…いや、私もショックだったよぉ。まさかあの殺しても死ななさそうな隊長が病気とはねぇ…。まったくガッカリだ。イルシャ最強の剣士からついに一本取れたと思ったら、死に損ないの老人をいたぶってたなんて…その後、本人の希望でトドメを刺してやった」 「…そんな…お祖父様が、自ら望んだっていうのか…」 「ああ、そうだよ。ベッドで死ぬより戦って死にたい〜とか何とか、それっぽい事言ってたんだけどぉ…ゴメン、そんなに詳しくは覚えてないわ」 「……」 ウマルなら言うかも知れない…とセイルは思った。 いや、セイルの知るウマルは、あまり死に関する話はしない男だったので、何とも言えないが…。 「…一つ、訊いて良いですか…?」 セイルは改まってライラに尋ねた。 「何?」 「…お祖父様は…苦しみましたか?」
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