剣の主
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No.1426
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彼は顔を上げて言った。 「あぁ…アルトリア…頼む!僕を…僕を殺してくれ!」 「…………何を言うんです…」 「…僕は…もう駄目になってしまったんだ!もう聖剣の勇者じゃない!騎士ですらない!勇者としての期待には応えられないんだよ!サーラさんの役に立つ事も出来ないんだ!剣を持てない僕には何の価値も無い!もう生きていても意味が無いんだ!!さぁ!こんな役立たずの勇者なんてサッサと殺してくれ!!そして次代の聖剣の勇者に期待してくれよ!!」 「…そんな…簡単に死を選ぶ物じゃない…そんなに軽々しく生きる事を諦める物じゃない…あなたはそんな人じゃあなかったはずだ…」 「はは…いくらそんな奇麗事言ったって…もう僕は…」 「…」 次の瞬間、アルトリアは静かに、包み込むようにセイルを抱きしめた。 「ア…アルト…!」 尚も何か言おうとするセイルの口をアルトリアは自らの唇で塞いだのだった…。 「「……」」 …やがて、唇を離してアルトリアは言った。 「…あなたは私が選んだ聖剣の勇者です…セイル様…例えあなたが勇者としての使命を果たせなくなっても…私があなたの剣である事に変わりはありません…」
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