剣の主
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No.1425
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「はあ…」 「やっぱ身体動かすと気持ち良いよね〜!それにさ、なんか左腕だけでも結構イケるみたいなんだよね!まだ慣れてないからちょっとぎこちない所もあるかもだけどさ!慣れれば以前みたいにイケると思うんだよ!うん!ほんと!イケる!イケるよ僕!」 「…それは良かったです…」 セイルは前途に希望を見いだした感を装っているようだが、アルトリアには無理してるのがバレバレだった。 何だか見ているだけで胸が詰まりそうだ。 「あ…っ!!」 カランカラ〜ン… 剣を取り落としてしまったセイルは、拾おうとしゃがんで手を伸ばした……が、なかなか立ち上がらない。 剣も拾わずうつむいたまま、ジッと地面に落ちた剣を見詰めたままだ。 「セイル様…?」 少し心配になったアルトリアが歩み寄り、セイルの顔をのぞき込むと…彼は両目から大粒の涙をボロボロと零して声を出さずに泣いていた。 「セイル様…」 「…今…剣を拾おうとした時…咄嗟に右腕を伸ばそうとしてた…そしたら…もう無いんだって思って…うっ…うぅ…うああぁぁぁ…」 今まで溜め込んで来た物が一気に噴き出したのだろうか…セイルは激しくしゃくり上げながら泣き出した。
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