剣の主
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No.1424
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術後、セイルには一週間の絶対安静と、更には向こう一ヶ月は激しい運動は禁止が言い渡された。 やむなく二人は村に唯一の宿屋に部屋を取り、長期滞在する事にした。 「…とにかく今は体調を回復させる事を最優先に考えましょう。今後どうするかはその後です」 「…ああ、そうだね……」 力無く頷くセイル。 その顔はアルトリアの方を向いていながら、目は何も見ていないようだった…。 ところが、それから三日後… 「…いない…っ!!?」 アルトリアは朝起きるとセイルが部屋から消えている事に気付いた。 (まさか…絶望して首でも括ったか…!!) 急いで着替えて部屋を飛び出し、セイルを探しに宿を出た。 …セイルは宿屋の裏手の空き地にいた。 「…ふんっ!ふんっ!ふんっ!」 彼は左手で一心不乱に剣を振っていた。 (…良かった。死んではいなかったようだ…) アルトリアはホッと一安心しながらセイルに尋ねる。 「…セイル様!何をしているのですか?一週間は絶対安静と医者に言われたでしょう…」 「ああ、おはようアルトリア!良い朝だね。いや〜、ずっと寝てると身体がナマっちゃってね…ちょっと運動がてら素振りしてたんだよ」
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