剣の主
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No.1421
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┗匿名さん
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「…さっきも言った通りだ。腕を切る以外に彼を救う方法は無い。…王宮の御典医ほどの名医ならば君の言うような治療も可能かも知れん…だがこんな田舎のしがない村医者の私には無理だ。悪いが諦めてくれ…」 「そんな…!!」 なおも食ってかかろうとするアルトリアにセイルが口を開いた。 「…アルトリア、もういいよ……先生、腕を切ってください…」 「セイル様!? お目覚めでしたか…!」 「…ああ、そして事情もだいたい解った…仕方ないよ。これが“あの人”を捨てて自分の道を歩もうとした僕への仕打ちだったって訳だ…」 セイルは苦しげにそう言いながら、寂しく笑った。 「セイル様……」 アルトリアはセイルが不憫で言葉も無かった。 セイルは医者に告げた。 「…先生、手術をやってください!」 「…解った!」 医者は力強く頷き、アルトリアを見て言った。 「そういう訳だ、お嬢さん。君には助手を頼みたい。用意してもらいたい物がある」 「くっ……解りました!今はセイル様の命を救う事を第一に考えましょう!」 彼女も納得するしか無かった。 そして、手術が始まった…。
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