剣の主
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No.1417
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考えられるのは…毒だ。 セイルの右腕に傷を付けたアルムルク・ライラの剣の刃に毒が仕込まれていて、それが傷の治癒を妨げている…。 「ふぅ…痛みがスーッと引いていったよ。やっぱり母様の薬は効果抜群だね」 「それは良かったです(ヤスミーン殿には悪いが、この薬は痛み止め程度の効果しか無いようだ。子供の擦り傷程度にはそれで良かったのだろうが、本格的な刀傷には効果が薄い…。まあ気休め程度にはなるだろうが…)」 とにかく次に立ち寄る予定の村でセイルを医者に診せよう…とアルトリアは思った。 それから数日後、二人は砂漠の真ん中にあるオアシスの村に到着した。 だがセイルの様子がおかしい。 明らかにグッタリとして全身ビッショリと汗をかき、ほぼアルトリアに支えられるようにして辛うじて立っている。 「セイル様!ほら!着きましたよ!村です!」 「…あ、あぁ……」 力無く頷くセイル。 彼はここ数日で急速に容態が悪化していた。 腕の毒が全身に回り始めたのかも知れない。 アルトリアはさっそく村人に頼んでセイルを村医者に診せた。
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