剣の主
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No.1406
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そんなセイルの心境など露知らず、鏡が映し出すシャハーンは話し続ける。 『…ミレル、私の子を守るために貴女の人生を犠牲にしてしまう事…本当に申し訳なく思うわ。謝った所で許される事ではないけれど、本当にごめんなさい。…でも、もしも貴女が私達を許してくれるのなら、最後に一つだけ頼み事をしても良いかしら?…もうすぐ生まれて来る私の子供が無事に大きくなったら、こう伝えて欲しいの…。“私はあなたを抱き締めてあげる事は出来ないけれど、あなたの事をとても愛していたわ。…いいえ、私だけじゃない。あなたは多くの人達に愛され、生かされているのよ。その事をどうか忘れないで…”』 そう言うと、シャハーンは姿を消した。 「……」 セイルは暫く言葉が無かった。 「…解らないな…」 少しして、ようやく口を開いた。 「…解らない…お母さん…僕は…一人の少女(ミレル)の人生を奪ってまで、生かすに足る存在だったの…?」 「それはあなた次第です、セイル様」 「ア…アルトリア!?いつの間に戻ってたんだ?」 「失礼、声をかけづらかったもので…セイル様、見たんですね」
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