剣の主
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No.1404
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その計画というのは以下のような物であった。 シャハーンの子は表向きには死産だったという事にし、王族としてではなくウマルの縁者として、政争とは無縁の人生を送って貰う。 だが嫉妬と疑心と執念の権化のようなシェヘラザード王妃とヤヴズ・セム宰相の事…そんな事ぐらいで見逃してくれるはずが無い。 彼女達にとっては王の寵愛を受けた側室の子が(例え公的には王族でなくとも)この世に存在しているという事自体が脅威なのだ。 もし存在がバレれば必ず殺しに来る。 だからウマルはシャハーンの子の存在がバレた時のために保険を掛けた。 ちょうど彼には数日前に生まれたばかりの孫娘…ミレルがいた。 ウマルはその孫娘とシャハーンの子の人生を入れ替えようと考えたのだ。 すなわち、シャハーンの子を自らの孫として育て、本物の孫には“身寄りの無い縁者の娘だが実は王の娘”という役割を与え、本人達にも知らせずに育てた。 二重の保険…もしシャハーンの子の存在を知った王妃や宰相の一派が探りを入れて来ても、最終的に行き着くのはウマルの孫…ミレルであり、本当のシャハーンの子…セイルは守られるという訳である。
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