剣の主
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No.1403
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「…知ってる…王様の娘だったんだ…」 つぶやくセイル…ところがシャハーンの口から出た言葉は意外な物だった。 『…本当の貴女はクルアーン家の長女…つまり貴女はクルアーン・ウマルの孫にして、クルアーン・オルハンとクルアーン・ヤスミーンとの間に産まれた子なの…』 「………………………………はい?」 『…そして今、貴女の代わりにクルアーン家の長子としての人生を歩んでいるのは…私の子よ』 「………………………………」 セイルはポカーンとしていた。 彼は耳から入って来た言葉の意味を理解する事が出来なかった。 (…え?それは…つまり…どういう事なの…?ミレルが…僕で…僕が…ミレル…?…へ!?) 訳の解らないセイルを置いてシャハーンは語り続ける。 『…ミレル、聞いてちょうだい。私はもうすぐ出産に臨むわ。でも宮廷には私の子の誕生を快く思わない人達がいるの…。おそらく私は近い内に命を奪われるでしょう。私はどうなっても良い…。でもこの子だけは助けたい。そしてくだらない権力闘争とは無縁の人生を送って貰いたいの…。だから信頼できる近衛剣士隊長のクルアーン・ウマル…貴女のお祖父さんと相談して一計を案じたわ…』
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