剣の主
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No.1389
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酒場の二階は木賃宿だったので今夜はそこで一夜を明かす事にした。 「ふぅ…」 「はぁ…」 部屋に入った二人の娘は一息ついてフードを取った。 フードの下から現れた顔は…もう気付いているかも知れないが…そう、セイルとアルトリアである。 「…もうこんな小さな村にまで私達の情報が行き渡っているとは…やはり変装しておいて正解でしたね。私達を狙う者があるとすれば男女二人組に注意しているはず、女二人組なら少しは注意を反らせるでしょうね。少しは…」 「ああ、その通りだね…てゆーかお前、何で僕がお前の妹なんだよ?」 「そりゃあ咄嗟に思い付いたんだからしょうがないでしょう。とりあえず今夜はゆっくり体を休めて、サーラ殿に関する情報は明日以降にしましょう」 「そうしよう…何か僕、すぐ寝たい」 セイルはゴロンとベッドに横たわった。 「…っ!」 だがアルトリアは何か不穏な気配に気付いた。 彼女はサッと窓辺に駆け寄ると、身を隠しながら下を見た。 「まずいな…」 5、6人の兵士達が下の酒場へと入っていく。 定期巡回か…そうでなければ…。 「セイル様、残念ですが休んでいる暇は無いようです。今すぐ逃げますよ」
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