おてんば姫、ファニーの冒険
-削除/修正-
処理を選択してください
No.138
┗
削除
ペンネーム
┗ヘルマスター
本文
「何でよ、わたし達はドーリスを攻撃するんじゃなくて魔物を討伐しようとしてるのよ。それでどうして戦争になるの」 「しかし、事情を知らないドーリスにしてみれば侵攻の前触れとして映ります。ここはまずは使者を派遣し事情を説明しなくてはなりません」 「・・・その使者が戻るのはいつ頃なの」 「ドーリスの首都モリスまでは馬で約五日、直ぐに返事が来るにしてもあと4日はかかると思います」 それでは遅すぎると思ったが、ポルト伯の考えは決して間違ってはいなかった。 その日の会議で決まったことは、北東部国境に向かった主力騎士団を一刻も早く呼び戻すこと、冒険者ギルドを通じて冒険者を雇いメメール山脈を偵察させることだった。 会議を終えると、ファニーは宮廷医師であるモレル医師に父王の容態をたずねた。 「あまり良くありません。心臓がかなり弱ってます」 ヘンドリック王の容態はかなり悪く、ミスラ神殿のテリベリウス司祭の神聖魔法も効果はなかった。 「何か特効薬とかないの」 ファニーはわらにもすがる思いで尋ねる。 「そうですね、メメール山脈に自生しているボッキ茸を生のまま食せば回復するのは間違いないのですが」
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
おてんば姫、ファニーの冒険
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説