剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.1377
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
その時、彼女の想いが天に通じた訳でもないのだろうが、僅かに見えた雲間から一条の月光がサーッと差し込んだ。 「んんっ!!?」 ジェムは目を見張った。 果たして、そこには一艘の小舟が浮かんでいた。 小舟には二人の人影が見えた。 顔までハッキリと見えた。 こちらを見て目を丸くして驚いている。 ジェムは叫んだ。 「セイル!!!!見つけたぞおおぉぉぉっ!!!!」 「クッソォ!!!!何って事だ!!!」 「逃げましょう!!!セイル様!!!」 セイルとアルトリアの驚いた事と言ったら無かった。 実は彼ら、三隻の軍船の灯りを港の灯と勘違いして近付いて来たのである。 かなり近付いた所で船影から軍船だと気付いて慌てて離れようとした時、運の悪い事に月が出て二人の舟を照らし出したのだった。 シャリーヤは高揚しながら思った。 (クルアーン・セイル!!何て不運なヤツ!!天に見放されたとしか言いようが無い!!)
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説