元隷属の大魔導師
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No.1375
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しかし、給仕などは必要ない、とくるか。 可愛そうに、顔も知らぬ仕事熱心なメイドは強面の衛兵にいびられていることだろう。 アリアは、なんだか気が滅入った。 正道が歪められるのは堪らない性分なのである。 ――しかし、その憐憫は杞憂に終わった。 「む?なんだ、その目はっ?そもそも、そのワゴンはなんだっ?見せてみろ!――入りたいならばな!」 「……ったく!うっさいわね!あ〜あ!もお〜っ、やめ!やめだわ、こんなバカらしい!」 「なっ?」 「見たい?この中?オッケェ!ほら、見なさいよ!――存分に、最期の視界を目に焼きつけやがれ!」 伝法調の、だが高く若い女の声。 穏やかじゃないその台詞に室内の注意はいまや、完全に廊下へと奪われていた。
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