剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.1373
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
「こうしてはおれんな!僕自身もセイル捜索に出るぞ!おい!船を出せぇーっ!!」 ジェムは自ら大型軍船に乗り込み、中型軍船二隻を伴って湖上に出た。 ちなみにイルシャ水軍では標準的な中型軍船の定員が約50人前後、大型ともなると100人近くが余裕で乗り込める大きさと考えて良い。 通常航行時は帆で風を受けて進むが、戦闘時には両舷から無数に出た櫂(オール)によって進む。 これだと風任せよりも小回りが利くのだ。 ちなみに漕ぎ手を担うのは平民や奴隷階級の者達であり、それゆえかイルシャ水軍は陸の軍よりも考え方が先進的かつ現実的だ。 船上という一種の閉鎖空間で様々な階層の人間が協力して船を運航するためには、貴族の矜持や騎士の誇りばかりにこだわってはいられない。 下級士官の中には平民出身の者も一割程度いたし、軍船には陸の騎士は絶対に使わない飛び道具(弩砲…ボウガンを大きくしたような発射装置)も備え付けられていた。 また、陸の軍が地方太守達の連合軍的な要素が強いのに対し、水軍は基本的に全て王家の統帥下にある“王立水軍”であった。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説