剣の主
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No.1341
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「待ってえぇ!!!行かないでえぇ!!!実家に捨てられ…夫に捨てられ…この上息子にまで捨てられたら私どうしたら良いのおぉ!!?」 ヤスミーンはセイルの服の裾にすがり付いて泣きじゃくった。 セイルは流石に胸が痛んだが、彼の決意はもう覆らなかった。 「…さようなら、母様…お元気で……」 「…あぁ…行くのね…行ってしまうのね…この世でたった一人の母親を捨てて…………あぁぁっ!!!?もう良いわよ!!!あなたが悪魔のように冷たい人間だという事が解ったわ!!!どこへなりとも行ってしまえば良いのよ!!!行け!!!行ってしまえ!!!私は一人で寂しく死ぬのよ!!!早く行けえぇぇっ!!!!」 「奥様…!!」 見かねたミレルが何か言おうとしたが、その肩にウマルがポンと手を置いて、静かに首を横に振った。 「……」 セイルももう何も言わず、悲しげな表情で部屋を後にしたのであった…。
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