剣の主
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No.1340
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旅支度を整えたセイルはヤスミーンの部屋へとやって来た。 トントン… 「母様、良いですか…?」 「…セイルちゃん!?」 「セイル、来たのか?」 「坊ちゃま…」 ヤスミーンはもちろん、彼女を宥めていたウマルとミレルも驚いた。 てっきりセイルはヤスミーンに会わずに旅立つと思っていたからだ。 「セ…セイルちゃん!私は許さないわよ!」 「いいえ、母様…お許しを得に来たんじゃありません。お別れを言いに来ました…」 「…っ!!?」 「…母様、それにお祖父様、ミレル…セイルは行きます。もう帰って来られないかも知れませんが…でも決めました。どうか我が儘をお許しください」 セイルは静かにそう言うと三人に向かって頭を下げた。 その落ち着いた態度からは、彼の固い決意が見て取れた。 「セイル…」 「坊ちゃま…」 「ま…待って!!セイルちゃん!!実は私…その…病気なの!!凄い難病で…そう!!不治の病なんだから!!余命三ヶ月…いいえ!!余命三日よ!!三日!!」 「母様……百歩譲って、例えそれが本当だとしても、僕は行きますから…」
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