剣の主
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実戦を模した演習で弓矢などの飛び道具を使用しない…その背景にはイルシャ王国300年の平和があった。 強大な国力を誇るイルシャ王国はもう300年もの間、大規模な内乱や対外戦争を経験していない。 永きに渡る泰平はイルシャ王国騎士達に“剣こそ武人の精神の象徴であり飛び道具などは卑劣である” という非現実的な矜持を芽生えさせ、定着させるには充分だった。 これは聖剣の勇者にして国祖であるイルシャ・ルーナ女王の影響が強い。 聖剣を振るい戦場を駆け巡る美しい彼女のイメージは数百年という時の流れの中で誇張され、騎士達の中で剣という武器のみが神聖視され、その他の武器…特に弓矢やボウガンなどの飛び道具系が蔑ろにされる思想的な土壌となった事は否めない。 かつてアルトリアがルーナ女王と共に戦場を駆け巡っていた時代には弓矢と乗馬が武人の嗜みとされ、剣などは補助的な武器に過ぎなかったというのに…皮肉な事である。 ただしこれは騎士となる階級…すなわち貴族および士族における話であり、平民においてはその限りではない。
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