剣の主
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No.1339
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「ふぅ〜ん…私は守ってくれる人間なんて誰もいなかったからねぇ…自分の居場所は自分の力で勝ち取るしか無かったわ…」 そこへ、ずっと黙っていたナシートが口を挟んだ。 「私は水と空気と食べ物があればどこでも幸せだよー♪」 「お前はちょっと黙ってろ…」 同じくずっと黙っていたアルトリアが肩の上のナシートの口を指で塞いだ。 セイルは言う。 「…僕には、母の気持ちも少し解ります。僕も母と同じ人間ですから…。騎士の家に生まれ、騎士学校に通い、騎士としての仕事に就き…全て用意された人生だった。その日常が全部無くなるのは怖いです。とても怖い…」 「でもあんたは選んだんだろう?」 「はい…!」 セイルは頷いた。 その目を見てウズマは思う。 こいつは大丈夫だ…と。 根拠は無いが、そう思えた。 アルトリアがセイルに声を掛けた。 「ではセイル様、行きましょうか」 「ああ、でもその前にする事がある」 「する事…?」 「ケジメだよ」
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