剣の主
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No.1330
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「…本気なの?」 最初に口を開いたのは意外にもウズマだった。 「今のあなたはヤヴズ・ジェムのお気に入り…側近中の側近…誰もが望む地位よ。それをアッサリ捨てて落ち目のお姫様の元へ行くっていうの?」 セイルは応えた。 「…皆には迷惑を掛けると思います。僕が去れば、きっとジェムの追及の手が皆に来ると思う…」 「そんな事を訊いてるんじゃないわ」 「え…?」 「あなたの覚悟を訊いてるの。本気で全てを捨てて愛しいお姫様を助けに行くつもり?」 「…はい!僕は本気です!例えこの命に代えても…!」 セイルの迷いの無い真っ直ぐな瞳にウズマはフッ…と笑って言った。 「…なる程ね。本気の目だわ。これはもう止めても無駄そうね」 続いてウマルも頬を緩ませて口を開く。 「セイル、お前は昔から一見意志が弱そうに見えて、一度決めたら意地でも曲げん時があったのう…それは決まって人を助ける時じゃった。こうなったお前を止める事はもう誰にも出来んな」 「そ…それじゃあ…許してくれますか!?」
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