刄者と鬼
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No.130
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本文
不意に自分の事を言われ、同じ目線に芹那の顔が来た為に、籐弥は思わず素っ頓狂な声を上げた。 「腕の傷だってそう、肩の傷は…祖母ちゃんが薬で酷くならない様にはしてるみたいだけど、痛いのが好きなのか?身体に痛みがあると快感を感じるとでも?そういう偏った癖でも持ってるのか?」 「そんな変態みたいな癖はないです。痛めつけられたり吊るし上げられてヒィヒィ喜こんで『もっともっと打って打って女王様ぁ』とか何て考えは更々ありません」 「誰もそこまでは言ってない…」 呆れた顔の芹那は、籐弥の右肩に手を添えると軽く目を瞑り、自身の集中力を高め、少しだけ掌を離したかと思えば、その掌で肩をトンっと突いた。 肩を突かれた籐弥は顔をしかめて悲鳴を上げようとしたが、肩からは全く痛みが伝わってこない。伝わって来たのは肩を突かれたという感覚だけであった。
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