剣の間奏曲
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「我は東の国より来たりし者、鬼神なり」 鬼は刀を抜き放った。刀身が陽光を反射して鈍く輝く。 その妖しげな輝きを見た途端、海賊達は言い知れぬ恐怖を感じた。 「鬼だと?ふざけるな!こんなところに鬼がいるはずがあるまい!」 「鬼とは本来、人ならざるものの事を言う。人は鬼になることができる。お前達も例外ではないのだ」 鬼の言葉には不思議な説得力があった。 「俺は鬼だ。鬼だ。鬼だ。鬼だ。鬼だ…」 途端にぶつぶつとうわ言のように繰り返す海賊達。その目はうつろになっている。 獰猛な獣のようなその顔は今や見る影もなく、虚空を眺めてうなっている。
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