マッスル・ウィッチ
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ヴァ―ランドの大公、ライオスはマリー到着の報にニヤリと笑った。 大柄で鍛え上げられた肉体を持つ軍人。 彼も若い頃は傭兵騎士として各地の戦場を駆け巡ったが、これはヴァ―ランドの貴族としてはごく当たり前の事である。 その傭兵時代に絶世の美女である妻を得たのだが・・・ まさかその子供が妻に似た華奢な少年になるとは思いもしなかったのである。 しかも公子、アイルは軍事に興味を持たない。 身体は鍛える以前に貧弱。 争い事は全く駄目と言うヴァ―ランド公子としてはあり得ない様相・・・ 妻と子を大事にしているライオスだが、大公としては頭の痛い問題だった。 「傭兵騎士共は全く役に立たずか・・・」 「はい、手加減されましたな・・・道中オーガが多数殴り殺された程の猛者ですし・・・」 全身を包帯巻された屈強な男達は、この大公の差し金だったらしい。 大臣の報告を聞きながら大公は楽しそうに笑う。 因みに道中、最短距離だとオーガ鬼の密集生息地帯を通る事になる。 尚武の国ヴァ―ランドの傭兵騎士すら、そんな道は通らない所だ。
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