剣の主
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No.1295
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┗とくめい氏
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全く打開策を考えてない将軍たちの情けない姿にジェムも呆れる。 「情けない連中だ。よくこれで将軍などをやってられた物だ」 「「「申し訳ありません…ジェム大執政閣下…」」」 謝る将軍たちを見下しながらジェムはアルシャッドの問題が片付いたら彼らの粛清を考えていた。 ジェムは自分の陣営に優秀な家臣が殆どいないことを嘆き呆れる。 優秀な人材が集まらないのは今までイルシャ王国が家柄を重視した結果であるが、それ以上にジェム自身による苛烈な恐怖政治が原因でもあった。 しかし、ジェム本人は気付いてなかった。
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