刄者と鬼
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No.129
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┗狗丸
本文
「何が気になるんだ?答えられることなら答えてやってもいいよ」 「えっと…どうして術の力で怪我の治療が出来るんですか?それと、その力を使ってあげない人が居たのはなんでなのかなって」 「何だ………そんな事か」 今迄の芹那の行動を隈なく見ていた籐弥は、ただ単純に自分の感じた疑問を口にした。その言葉を聞いた芹那は、何かを少し期待していた自分がバカらしいという気分になり、大きな溜息をつくと籐弥に向かって眈々と話し始めた。 「人間は、自然治癒力ってものを誰でも持ってること位は解るよな?小さな怪我なら放っておいても治るんだから」 「それは解りますよ」 「俺が普段やってることは、怪我をした人間の自然治癒力の速度を力を使って早くしてやってるだけだ。でもこの力に頼ってばかりだと、治癒力が欠落する。だから余程のことが無い限りは、何度も術は使わないし放っておくんだよ」 「そういうことなんですか…なるほど」 「それはそうと…籐弥は少しは頼った方がいい。君はいくらなんでも頼らなすぎだ」 「へっ?」
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