剣の主
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No.1277
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「か…閣下!お…恐れながら申し上げます!アイツらは糞生意気だし、いつも私の事をナメてて、本当に腹立たしいヤツラですが…でも悪いヤツラじゃないんです!!」 「…何が言いたい?」 「で…ですから、私は…私は…自分の部下達を、望まぬ戦場へ送る事は…!!」 「ハディード…貴様、まさかこの私の命令に逆らう気か?たかが中級貴族出の一中隊長の分際で…上級貴族で総督であるこの私の命令に…」 「め…滅相もございません!!ただ!アイツらの上官として!私は!私は…!!」 ハディードは必死だった。 “下には強く、上には弱く”が信条みたいな彼が上役に物申したのは初めてだった。 しかも相手は大貴族の総督である。 それでもハディードは部下達を守るために訴えずにはいられなかった。 不思議だった…普段は憎たらしく思っていた部下達だが、いざ死地に行かされるとなると堪らない気持ちだった。 マリクシャーは椅子から立ち上がってハディードの肩に手を置いて言った。 「ハディード…お前は優しい男だな。たかが士族の兵共のために、そこまで必死になるとは…」 「は…はあ…」
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