剣の主
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No.1263
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サーラが王国(というかジェム)に反旗を翻した事が知れ渡ると、彼女に続いて国内各地でジェムを見限って離反する太守達が現れ始めた。 また、当然ジェム側に付く者も…。 かくしてイルシャ王国は国軍(ジェム)と反乱軍(アルシャッド、サーラ)の二つに割れ、各地で小競り合いが始まった。 ‐王家直轄市・港町アル=イスカンダリア‐ 東大陸の玄関口であり外国人も多いこの街は、総督のマリクシャーが未だにどちら側に付くか表明しておらず、それどころか“戦乱は内陸部での事”と、どこ吹く風であった。 「ハァ…」 この街の守備隊に所属するセイルの友人パサンは、兵舎の中庭の木の下に寝転んで溜め息を吐いていた。 「どうしたんだよ?パサン…辛気臭い顔して…お前らしくないじゃないか」 隣に寝ていた同僚が話し掛ける。 「当たり前だろ…いま世の中は大きく動いてるんだぜ?それなのにウチのアホ総督と来たら態度をハッキリさせず日和見を決め込んでやがる…サーラさんもセイルも立場は違えど今ごろ戦場を駆け巡って戦ってるはずだ…それに比べて俺らは木陰で日向ぼっこだぜ?溜め息も出るさ…」
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