剣の主
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No.1261
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「ウマル殿、正直に仰ってください。あなたはご病気ですね?」 「……バレておったか。あんたの言う通りじゃよ、アルトリアさん。ワシの体は全身が病魔に蝕まれておる…」 「やはり…」 「いつ気付いたね?」 「少し前から薄々とは…確信したのは先程の食事の時です」 「そうか…では頼む。この事は誰にも言わんでくれ。皆には余計な心配を掛けたくないんじゃ。この通りじゃ!」 ウマルはアルトリアに頭を下げた。 「解りました。ウマル殿がそこまで言うのであれば…このアルトリア、この件は胸に秘める事にいたしましょう。…それで、医者には掛かられたのですか?」 「掛かった。もういつ死んでもおかしくないと言われたよ」 「何と!そうでしたか…。ウマル殿、私は医療方面には疎くお力にはなれませんが、話し相手ぐらいにならなれます。辛い時にはいつでもご相談ください」 「アルトリアさん…あんた優しいのう。死んだ女房を思い出すよ。ワシがあと三十年若かったら求婚しとる所じゃ」 「それはお断り申し上げます」 「…あ、そこはシビアなんじゃの…」
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