刄者と鬼
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No.126
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本文
芹那は少しだけ恥ずかしそうにしながら籐弥から顔を逸らして応える。 「そうですか?なら別に名前で読んでくれればいいじゃないですか、貴女は僕の名前を知らない訳でもないですし」 「ふん…じゃあそうするよ。それから君、いや籐弥も俺の事を貴女とか呼ばずに好きな様に言えばいいから…籐弥の勝手だけどな」 「じゃあ、おばさ… 「おい!それを最後まで言ったらこの世から跡形もなく消し去ってやるぞ!」 「すいませんすいません。嘘です、冗談です、ちょっとだけふざけただけですから」 珍しくふざけた事を口にして和ませるつもりであったのかもしれないが、流石に世間一般的にはうら若き乙女とも呼ばれれる様な年頃の女性に対しては、笑えないどころか殺気立たせるだけなこと位は普段の籐弥になら簡単に分かるはずなのに、何故か今回はその様な感覚がまるっきり抜けていた様で有る。 そして、その報いとは言わんばかりに芹那に首根っこを掴まれ殺意にも似た視線を浴びせられていた。
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