剣の主
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No.1253
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さて、アルシャッドを旗頭とした反乱軍は、勢力を増して王都へ向けての進軍を開始した。 しかしまだジェムは余裕の表情であった。 反乱軍の行く手にはイルシャ国内でも五指に入る要害と呼ばれる難攻不落のアーハンブラ城が待ち受けていたからである。 城に駐留している軍は少数だが、籠城戦を行うならば充分な兵力だった。 ジェムはアーハンブラ城主に対し、城に籠もって守りを固め、会戦は避けるよう指示した。 ところが、反乱軍が城を包囲して一週間と持たずして、アーハンブラ城はあっさり降伏してしまった。 実は城には兵糧の蓄えが殆ど無く、とても籠城を行える余裕は無かったのだった。 一週間だけ抵抗を試みたのは、一応ジェムに義理立てしたからである。 だが、食糧不足に困ったのは反乱軍もまた同じであった。 彼らもまた兵糧が尽きかけており、アーハンブラ城を落としてその兵糧を得る算段であったが、そのアテが外れてしまった。
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