剣の主
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No.1232
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「ど…どうしよう…?」 アブラハムは扉を叩く事が出来ず、しばらく門の前でキョドっていた。 すると… 「ちょっとアナタ!家に何かご用ですか?」 「は…はいぃっ!!!」 後ろから声を掛けられ、慌てて振り向くと、屋敷の使用人と思われる二人の少女が立っていた。 一人は気の強そうな子でキッとアブラハムを睨んでいる。 もう一人はオドオドした様子で、その子の影からこちらをうかがっている。 二人ともかなり可愛い。 荷物から、どうやら市場から食材を買っての帰りらしい。 アブラハムは言った。 「す…すいません。僕はセイル君の衛士府時代の同僚で、名をシャフィーク・アブラハムと言います」 「衛士ですって?それにしては随分みすぼらしい身なりねぇ…怪しいわ」 「…さる事情で衛士の職を失ってしまい、今は無官の身です」 「なるほど…それで坊ちゃまに就職口を世話してもらおうと…失礼ですが、そういう方は坊ちゃまに許可を取るまでもなく、お断りいたしております。ええ、確かにウチの坊ちゃまはお優しいお方ですから、昔の知人が困ってると知れば救いの手を差し伸べられるでしょう…」
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