剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.1214
┗
修正
削除
※残り修正回数=4回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
ようやくその日の労働が終わり、一日分の給金を手渡された二人は、ボロボロの体を引きずって労務者達の寝起きするタコ部屋へと帰る…帰ったからといって何か楽しみがある訳でも無い。 ただ泥のように眠るだけだ…。 工事は突貫で休み無く進められている。 ゆえに労務者達の中には希望して連続勤務に就く者も居るのだ。 人間じゃない…と二人は思う。 確かに働けば働いた分だけ給金は貰えるが、何というか、もう、狂っているとしか思えない。 そんな二人の前に、いかにもヤバそうな4〜5人の男達が立ち塞がる。 「よぉ、お二人さぁん…近ごろ賭場に顔出さねえじゃねえかぁ…あぁん?」 その中のリーダー格で顔に大きな傷のある男が凄みながら歩み寄ってきた。 「あ!…ガ…ガザフィさん…」 「い…いやぁ…僕ら、賭事はあんまり得意じゃないかなぁ…みたいな…?」 この男の名はガザフィ。 現場の近くにある賭場を仕切っているチンピラ共の兄貴分で、イカサマ賭博で労務者達の僅かな稼ぎを巻き上げるハゲタカのような男である。 二人も以前、誘いを断りきれず半強制的に賭博に行かされ、その日の給金を全て巻き上げられてしまった事があった。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説