剣の主
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No.1206
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「そ…それは…ちょっと事情があるのよ…」 ウズマは少し伏し目がちになる。 セイルは何か訳ありのようだと悟った。 「事情…とは何ですか?」 「何が事情よ!!?今すぐ私達の前から消えなさい!!キイィーッ!!!!」 「…ミレル、母様をお部屋へお連れして休ませて差し上げて…アルトリアも手伝ってやってくれ」 「は…はい!」 「了解しました。さぁ、参りましょうヤスミーン殿…」 「い…嫌ぁ!!離してぇ〜!!」 ヤスミーンは連れて行かれ、その場にはセイル、ウズマ、それとウマルが残った。 「…さてウズマさん、改めてあなたがこの家を尋ねて来た理由というのをお聞かせ願いたいのですが…?」 「単刀直入に言うわ。私をここに居候させてちょうだい」 「はあ!!?」 「あ…あんた、正気かね!?」 セイルとウマルは仰天した。 「い…居候って…あなた今父と暮らしてるんじゃないんですか!?」 「あの人は、もう、いない…」 ウズマは訳を話した。 オルハンは逮捕され、全財産は没収されて無一文になってしまった事。 自分は天涯孤独で頼れる身内もおらず、オルハンが最後に残した「セイルを頼れ」という言葉だけを頼りにここへ来た事。
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