剣心魂
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声のした方を振り向くと、更に二人の野党風の男と、彼らに刀を突き付けられて怯える一人の娘がいた。 「えぇと…」 これは困った。 普通であれば野党達と戦って娘を救い出すのが人の道という物なのだろう。 だが相手は五人もいる上に俺は丸腰…勝ち目は限り無く低い。 そんな事を思っていると野党の親分格らしいヤツが俺に尋ねた。 「テメェ…丸腰で俺達と戦う気かぁ?あぁん?」 俺が武術の達人か何かであれば話は別だが、何せ自分に関する記憶が全く無い状態だ。 自分の事も解らないで戦って勝てる訳がない。 という訳で… 「…いや、降参する。命を粗末にする気は無いんでな」 俺は両手を上げて無抵抗の意思を示した。 「へへ…素直で結構だ。命拾いしたなぁ…オイ!テメェらコイツを縛り上げろ!人買いに売り飛ばすんだ!」 「ヘイ!アニキ」 野党達は荒縄で俺の両手を後ろ手に縛った。 「そんなぁ…」 娘は俺を見ながら失望を露わにしていたが、期待などされても困るという物だ。
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