剣の主
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「せ!セイル!貴様!修行中の身で有りながら、婦女子に現を抜かすなど!王家への不忠も甚だしい!!・・・ええい!其処へ直れ!叩き切ってくれる!!」 (な!何だ?) 驚愕している間にも、祖父の剣が僕を襲う。 一応峯打ちのようだが、刃が付いていないとはいえ、剣とは要は鉄の棒である。当たれば普通に骨折するし、打ち所が悪ければ、死ぬ。 既に老年で引退したとはいえ、嘗てはイルシャ王国最強の騎士と唄われた祖父の剣戟は、凄まじい程に早く鋭い。 僕は驚きも有って除ける事も、防ぐ事も出来ない。 だが・・・・ キン! 次の瞬間鋭い金属音が響いたと思うと、祖父の剣は宙に舞っていた。 「貴様!セイル様に何をするか!!如何にセイル様の祖父といえど!この方に刃を向ける事は、この私が許さん!!」 まるで獅子や狼が、敵から我が子を守ろうとしているかのように。聖剣ルーナを手に持ったアルトリアが、僕の前に立っていた。
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