剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.1192
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗とくめい氏
本文
恭しく頭を下げオルハンは早速食料買い戻すためにジェムの陣幕を後にする。 「この戦は絶対に敗けられん。しかも、アルシャッド何かに負けるなんて末代までの恥だ」 何かに憑りつかれたようにジェムは敗けられないと呟く。 せっかく手にいれた覇権がヘタレなアルシャッドと像女シェヘラザードに奪われるなんてジェムにとってはあってはならない事であった。 そんな苛立ち余裕がないジェムとは異なり有利なジェディーン家側はシェヘラザード王妃と妹のドゥンヤザードは上機嫌であった。 「ほっほっほ、今頃ジェムの奴は我等を攻め落とせず。相当カリカリしてるでしょうね〜」 「我々、今まで舐めたバチがあったのよ。姉上、各地の諸侯や太守たちの元に密使を送りましたわ。ジェムが不利と解れば我々に合力する筈ですからね〜」 「流石は我が妹、卒がないわね」 「姉上程では無くてよ〜」 しかし、母と叔母のやり取りを聞きながらアルシャッド王太子は全く楽観視してなかった。 (あのジェムが指を喰えたまま、何もしないはずがない)
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説