剣の主
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No.1188
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「小癪な…叩き潰せ!!」 ジェムは手にしていた銀の杯を床に叩き付けた。 「では王都衛士隊を出しますか?」 「いや、アルシャッド如きに王の軍を動かすまでも無い!周辺諸州の太守の連合軍で充分だ!」 …という訳でジェムはさっそく自分の子飼いの太守達に命じて軍を編成させた。 数日後、ジェディーン家の屋敷… 「これは一体どういう事なのおぉぉっ!!?」 王妃がヒステリックに叫んでいる。 何故かと言うと、挙兵したは良いが予想に反して兵が全く集まらないのだ。 「まさかアルシャッド殿下にここまで人望が無いとは思いませんでしたわ…」 「お黙りドゥンヤザード!!」 「…いえ母上、叔母上の仰る通りです。この国の人々は既に私の事を正統な王位継承者とは思っていないのでしょう…」 当のアルシャッドもこの結果には凹んでいた。 彼は戦争は気が進まなかったが、国の現状を憂えてはいたので、打倒ジェムは何とか果たしたいと思っていたのだ。 王妃は半ばヤケになって宣言した。 「そんな弱気でどうするのです!?こうなったら籠城戦を行い、城を枕に討ち死にしましょう!!最期まで王族としての誇りだけは貫き通すのよ!!」
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