剣の主
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No.1174
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…いや、例え彼の言う通り凶作になったとしても、その時はその時で考えれば良い事…今、現時点でジェムが自分に期待している役割はこれなのだ。 ならば自分はそれを実行するまでである。 また、いざという時には上手く立ち回れる自信もあった。 これまで彼はそうやって生き延びて来た。 こうしてオルハンは差し迫った国難から目を背け保身を選んだのであった。 心の片隅に小さな不安要素を残して…。 そして、夏が来た。 アリーの言う通り、気温は上がらなかった。 「いやぁ〜今年の夏は涼しくて過ごし良い夏でございますなぁ〜」 「まったく結構な事でございますなぁ〜」 皆まったく危機感ゼロであった。 そもそも飢饉という物を経験した者が皆無だった。 凶作不作は何度もあったが乗り切って来た。 初代女王イルシャ・ルーナの言い付けを律儀に守り、三年の蓄えを常にしていたからだ。
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