剣の主
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No.1172
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「そ…そう…なのですか……」 オルハンの頭の中で計算が働きだす。 邪魔するという事はジェムは既にこの男の意図を知っている…つまりそれは、ジェムは例え飢饉になろうと食料の売却はこれまで通り続けるという意思だ。 ここで安っぽい人道主義からジェムの意に反して反感を買うのは得策ならず…。 「あぁ…申し訳ないがハイヤーム殿、どうやら私はあなたのお力にはなれぬようだ。お引き取り願おう」 「何ですって!!?こちらはもうあなたしか頼りは無いのですよ!?お願いします!セイル殿を通してでも良いのでジェム閣下の説得を…!」 「お引き取り願おうと申したはずだ!あまりしつこいと人を呼びますよ!」 「うぅ…解りました。所詮あなたもジェムの腰巾着という訳か…失礼します」 アリーは部屋を出て行った。 一人になったオルハンは呟く。 「フンッ…自分だって腰巾着のクセに…しかしあの男があそこまで必死に言うという事は飢饉は本当に来るのか…?」
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