剣の主
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No.1161
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「…は、はい…まったくです…」 セイルは自分より何十歳も年上で、しかも遥かに位の高い宮臣達から嫉妬混じりのジト〜っとした言葉を掛けられてタジタジであった。 というのも今日この場に集まったのは(セイルを除いて)ジェムに媚びに媚びて媚びまくって尻尾を振って出世した輩ばかり…悲しきかな、今のジェムの周囲を固めるのはそういう人間達ばかりなのであった。 調子に乗った一人がセイルにイヤらしい視線を向けながら言った。 「しかしジェム様ぁ、いくら高価な食材も味の解らぬ下賎の輩には豚に真珠でございますよぉ…」 「げ…下賎の輩とは僕の事ですか!?」 ここまであからさまに馬鹿にされては、さすがのセイルも騎士として黙っていられなかった。 だがその男はおどけて言う。 「おやおやぁ〜?私はセイル殿の事だなんて一言も言っておりませんよぉ〜?ただ一般論を申し上げただけでございますぅ〜」 「ぼ…僕の方を見て仰っていたではありませんか…!」
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