剣の主
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No.1160
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新都ではジェムが権勢を欲しいままにしていた。 セイルはその日もジェムに晩餐に招待された。 その日は特にジェムのお気に入りの臣下たち10名前後だけを招いた“仲間内”だけの食事だった。 「フフン…どうだ?美味いか、セイル?」 ジェムは瞳を輝かせながらセイルに尋ねる。 「は…はい閣下!とても美味しいです!」 「ハッハッハッ…!そうだろうそうだろう!それは東西大陸を隔てる大海の真ん中に浮かぶパラム島の沖でしか採れないパラムマグロの刺身だからな!」 ジェムは上機嫌だ。 「こんな…魚を生で食べるなんて、少し奇妙に感じますが…」 「かの地では当たり前のように魚貝類を生で食しているという。それを再現するため今回は生きたままこの王都まで運ばせたのだ。お前に食べさせてやりたいと思ったからだ、セイル」 「あ…有り難き幸せ!」 セイル意外の臣下達はジェムがセイルばかり気に掛けるのが気に入らなかった。 「良かったのう、セイル殿ぉ…ジェム様にここまでしていただけて…貴殿はイルシャ一の幸せ者じゃぞぉ?」 「これはジェム様に感謝せねばならぬなぁ?セイル殿ぉ…」
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