剣の主
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No.1158
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「「……」」 アブラハムとナーセルは地下牢の中で黙っていた。 小隊長や先輩達がどちらの選択肢を選ぶかは判らないが、二人は“こうなったら死刑もいた仕方ない”と覚悟していた。 カツ…コツ…と暗い石の廊下をこちらへ近付いて来る足音がする。 「「…!!!!」」 二人はハッと身を強ばらせた。 獄卒が二人の牢の前で立ち止まり、言った。 「…お前達、出ろ。釈放だ」 「釈放…!!!」 「…という事は…!!!」 …皆は失職と引き換えに二人を助ける事を選んだのだ。 素直には喜べなかった…が、二人は助かった。 牢から出された二人が地下から地上へ上がると、小隊長と先輩達が出迎えた。 「よう」 「二人とも命拾いしたな」 「お前ら、俺達に感謝しろよ〜?」 「ハハハ…これでお前らは一生俺らに頭が上がらないな」 皆にこやかに笑って二人を迎えた。 責める者は一人も居なかった。
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