剣の主
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No.1157
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アル=アッディーンの問いに小隊長はキッパリと答えた。 他の衛士達も迷いの無い真っ直ぐな目でアル=アッディーンを見据えている。 「解らぬ!余には解らぬ!何故そこまで出来るのじゃ!?たかが同じ職場に勤める部下や後輩ではないか!!?」 彼らの心理が理解できないアル=アッディーンに小隊長は言った。 「解らないでしょう…あなた方には居ないでしょうからね…自分の人生と引き換えにしてでも命を助けてくれる人間が…」 「「「……っ!!!!」」」 その言葉はアル=アッディーン、デデン、ザフラの胸を深く突いた。 三人は揃って顔を耳まで真っ赤にして、うつむいて黙ってしまった。 「出て行け…」 アル=アッディーンはポツリとつぶやく。 そして堰を切ったように怒鳴り散らした。 「出て行けえぇぇ!!!!牢の中の二人を連れて今すぐ消えよ!!!!二度と余の前に姿を現すなあぁぁ!!!!」 「そうしますよ…では行こうか、みんな」 「「「はい!」」」 皆はむしろ勝者のように颯爽と部屋を後にした。 その晴れやかな表情に後悔は微塵も無かった。
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