魔導志
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No.1155
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元の子供の姿に戻ると、ブレイドは告げた。 「忘れないように。アタシは何がどう転んでもアナタを簡単に殺せる。変に嗅ぎ回らない方がいいよ?」 「ぐうぅ…絶対に、許さないから…」 竜化を解いた瞬間、凄まじい激痛から解放された。が、失われた片足の傷口は、当然痛む。 「ハハハ、魔王もアナタぐらい気骨があったらね。名前は?」 「…レイラ…」 「ふ〜ん、」 ブレイドは爪で手首を小さく切ると、レイラの傷口に血液を垂らした。 「脚は自分で持ちなよ。すぐ付くから。」 「慈悲の種族って訳。屈辱だわ。」 「次は無いけど。さてと、アーカイブが来るし帰って交尾の準備しよ。」 「…ちょっと興味あるじゃない。」 「村に入ろうとしたら即座に細切れにするからね。次は無いと言ったよ?」 「…」 「休んでていいけど、歩けるようになったら真っ直ぐ帰ってね。それじゃ」 一方的に言って、ブレイドは森の奥に消えた。もう気配も感じない。 「やっぱ…血が必要ね。マキとセガルド、使う時が来たかしら。」 立ち上がったレイラは、忌々しそうに森の奥を見つめて歩き出した。
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