魔導志
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No.1149
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「まさかこれほどの闘いになるとは思わなかった。」「我輩も。」 「凄まじい攻防が続いていますが…」 パキンッ! 乾いた音がして、ギョッとした二人が音の方を見る。強固な魔法障壁に亀裂が走り、限界を迎えようとしていた。 「や、やばいぞ…」 「闘技場が吹き飛んでしまう!皆!逃げろ!」 ジュスガーの拡声器を奪い、ジュダが叫ぶ。しかし、観客は誰も動こうとしない。 「…まぁ、そうだろうな。この決着を見逃したら一生後悔する。」 「我輩達も諦めるか。」 椅子に座り直して、毅然とした態度で腕を組む二人の膝が、ガタガタと震えている事をジュスガーは敢えて触れなかった。 「くぅっ!」 「チィッ!」 互いの渾身の一撃は、凄まじい衝撃を放って両者を弾き飛ばした。 「はぁ、はぁ、はぁ、」 「はぁ、ふぅぅ、もう体力も限界らしい。次で決める。」 「はぁ、はぁ、奇遇だな。私も同じ事を考えていた。」 「勝つのは、俺だ!」 「貴様には負けん!」 剣を高々と掲げるように構えて、クリスは重心を落とす。 「行くぞクリス!」 右手の五指に力を集束させて、リグールは地を蹴った。 「来い!リグール!」
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