剣の主
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No.1123
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ならず者達は次第に群れ始め、集団化していき、やがて大規模な犯罪者集団が形成されていった。 それも複数。 それらは互いのナワバリを争い、市内各所で抗争が起きるようになった。 力を失い弱体化した衛士府は広い王都の全域を維持する事を諦め、王宮と貴族居住区だけを重点的に警護するようになっていった。 その間、ならず者共の各勢力は激しい抗争、内部分裂、合併統合を繰り返す。 やがてそれらの中から主だった者達が台頭して来て、王都を割拠する各集団の勢力図がほぼ固まるまで、約ひと月だった。 かつては王都を守護していた天下の衛士府も、今やその中の一勢力に成り下がっていた。 そんな中、アブ・シルはまだ衛士府に残っていた。 もっとも青息吐息であったが…。 彼はやつれ果て、顔色は病人のように悪く、必要な時以外には口をきかず、ジッと黙り込んでいる事が多くなった。 もっとも最後だけは他の衛士達にも共通していた。 黙っていたからって何か考えている訳ではない。 何も考えていない。 もう頭が良く働かないのだ。 そんなある日、中隊長がこんな事を言った。
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