おてんば姫、ファニーの冒険
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No.112
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不思議そうな顔をするファニーに、ティーエが顔を近づけて説明した。 前夜祭で助けたリリスが、病室に担ぎ込まれたファニーを毎日見舞いに来ていたのだ。 終いにはいつファニーが目を覚ましても良いように、病院に泊まり込みまでしてるのだ。 今看護師がリリスを呼びに行ったから、直ぐにでもここへ来る可能性があるので用心のため偽名を使っているのだ。 噂をすれば影、ドアが開いたと思った瞬間、リリスが飛び込んできてファニーに抱きついた。 「ファニー目を覚ましたのね、良かった」 突然抱きつかれて目を白黒させるファニー。 さらにリリスはほっぺにキスまで始めた。 「ちょっと止めてよ、はずかしいじゃない」 「良いじゃない、せっかく目を覚ましたんだからそのお祝いよ」 アンナとティーエはそんな二人を見て呆れるやら苦笑いを浮かべるやらだった。 こうしてファニーのアイラ島剣術大会は終わった。 傷の治療にはマイリー神殿の最高司祭が自らの手で行ってくれた。 そのおかげで一週間もすると傷も完治し、皮膚に傷跡も残らなかった。 そしてファニー達一行は、帰国の途についた。 しかし、その間にモンデール本国では大変な事件が起こっていた。
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